2025年3/31
奈良県吉野山へ訪れる機会をいただきました。
講座受講生さんが声をかけて下さり
色々と旅行の面倒を見て下さったのですが
ちょうどこの時期
「世界遺産金峯山寺 蔵王堂秘仏 ご本尊特別ご開帳」
という事で
ぜひぜひぜひ朝行に参加してみてほしいです、素晴らしいので!
とお勧めしていただいたので
早起きをして
6:30からの行に参加させていただきました。

薄手のダウンジャケットが必要な程
山の朝は寒く
朝行も30〜40分程かかるという事でしたので
ホッカイロも用意し
蔵王堂に向かいました。
【吉野館】というお宿からは歩いて約7、8分
薄曇りの中
蔵王堂が見えてきました。

通されたお堂の中は非常に寒く
冷たい外気で冷えた床に正座は当然の事
覚悟はしてはいました。
ですが
それ以上にヒヤッとしたのが
3体の大権現様と対峙した瞬間でした。
役行者の祈りに応えて最初に現れられた
釈迦・観音・弥勒の三仏が
柔和なお姿を捨てて、忿怒の形相荒々しいお姿となってお出ましに成られたものという事で
その
大きさ、威圧感、私の全てを見透かすような眼
そして
慈悲と寛容を表す青黒いお姿
不動明王にも似た権現様は
インドに起源を持たない日本独自の仏様で
究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王という事だそうです。

朝行はそんな権現様の身前で
粛々と行われ
私は目を瞑り
吉野山や金峯山寺へ訪れる事ができた感謝や
姉と一緒にまた旅行ができた事への感謝を胸に
静かにその場にいました。
法螺貝や太鼓が鳴り響く修験道独特の行は
激しさを増していくようで
それに合わせてエネルギーもどんどん高まり
私の体はまるで声や法螺貝の音の波動に合わせて
目には視えない世界へと粒子となって溶け込んでいき
いつしか
権現様の”想い”のような所へと流れ込んでいきました
権現様の目を通して、地球や吉野、人間を見守ってきた風景が
瞼の向こうにショートストーリーのように次から次へと映し出されたり
大きな大きな慈愛が私の内側で湧き出し
涙が勝手に溢れでて
権現様は、厳しい中にも
どれだけの慈愛の心で私たちを見守って来てくださったのかと
苦しい思いや、悲しみを受け取ってきて下さったのかと
そんな事を感じずにはいられませんでした。
そして
どれだけの人間が
祈り、想いを寄せてきたのかと
願い、託してきたのかと
それはそれは
大きな心の支えであったのだろうなと思います。
別の人生の話ですが
私は山で修行をしていたようです
(だから山好きなのか?)
もしかしたら吉野山で・・?などと
勝手に妄想したりしつつ
吉野山を満喫することができました
そんな吉野山での体験でしたが
残念ながら桜はまだまだ2分咲き程度で
桜のパッチワークを堪能する事はできませんでしたが
人が少ない吉野に訪れるのが、つーなんですよと
吉野館の女将山が仰っていましたね。
という事で
素晴らしい体験ができた事に感謝しつつ
終わりにしましょうかね🌱
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スペシャルサンクス🙏🧡
ともこさん、ありがとう!!
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